室礼 処暑

2018.8.20 五感の生活


二十四節気の一つで、新暦では八月二十三日にあたります。処暑とは「暑さが止む」という意味です。昼間はまだ暑い日が続きますが、朝夕には夏の終わりを感じさせる涼しい風が吹き始め、初秋の息遣いを感じる頃です。涼風を利用した夕涼みは江戸時代に貴賤を問わず盛んになり、川には屋形船を浮かべたり、河原を利用して床をもうけた河原床などアイデアを駆使して涼しさを楽しみました。

夏の定番アイテムとして人気の浴衣は、平安時代の「湯帷子(ゆかたびら)」が原型とされ、儀式などで沐浴する際に着用されていました。木綿と入浴習慣が普及した江戸時代になると、浴衣は風呂上りのあとに羽織るような使い方をされるようになり、銭湯(湯屋)の帰りや夕涼みの際にも着られるようになっていきました。